当院を受診される方へ
必ずご確認ください
当院は動物歯科に特化した病院になります。
一般の動物病院とは異なる点がございます。ご理解の上受診いただくようお願いいたします。

- 一般診療は行っておりません。必ず、かかりつけの動物病院(ホームドクター)で定期的な健康チェックを受けている状態でご来院ください。麻酔前の血液検査およびレントゲン検査も、原則としてホームドクターにご依頼いただき、結果をご持参いただくようお願いしております。事情により難しい場合は事前にご相談ください。
- 当院で行う口腔内の検査および処置のほとんどは、麻酔が必要となります。
- 入院設備はございません。
- 動物の歯科治療は、人の3歳のお子さんの治療と似ています。飼い主さまによる治療内容へのご理解と方針決定、また継続的なプラークコントロール(歯みがきなど)が必要となります。飼い主さまご自身が率先して、治療にご協力いただきますようお願いいたします。
- ご自宅や診察時に、お口を触らせてもらえない子の場合、実施できる検査・治療が限られる場合がございます。
- ねこちゃんの処置も可能ですが、猫の口腔疾患の多くは抜歯が必要となるケースが多く、わんちゃんに比べて対応できる内容に限りがございます。あらかじめご了承ください。
- お支払いは基本的にクレジットカードとなっております。現金でのお支払いには対応しておりませんので、ご注意ください。
初診の方へ
初回の診察では、問診・体重測定・診察・カウンセリングを行います。
所要時間 | おおよそ1〜2時間程度です |
費用 | 一律11,000円(税込)となります |
診察できる動物

犬

猫
診療科目
歯科
主な対象疾患
※お口のトラブルを自覚されていない場合でも、歯科健診としてのご受診をおすすめいたします。

歯周病
歯周病は、プラーク(歯垢)を原因として歯周組織が破壊されていく病気です。
3歳以上のわんちゃんの約7割以上が罹患しているともいわれており、実際にはさらに多くの子がかかっていると考えられます。
しかし、初期段階では痛みがほとんどないため、見過ごされてしまうことが少なくありません。

不正咬合
不正咬合とは、噛み合わせが正常ではない状態を指します。
先天的な骨格の異常や、乳歯の生え変わりに伴う問題が原因となることが多く、咬合の状態はクラスⅠ〜Ⅲに分類されます。
なかでもクラスⅡでは、下の犬歯が上あごに接触しやすく、痛みや歯肉の損傷を引き起こす可能性があるため、特に注意が必要です。

破折
破折とは、歯が割れたり欠けたりする状態を指します。
歯の破折によって神経が露出した場合、そのままにしておくと神経が壊死し、目の下に膿がたまって腫れや炎症を引き起こすことがあります。
しかし、適切な治療を行えば、歯を残したまま通常の生活を送ることが可能です。

尾側口内炎
ねこちゃんの病気で、強い痛みを伴い、食事がとれなくなるほどつらい疾患です。
未だにお薬だけでの完治は難しく、抜歯が第一選択となります。抜歯をするのは非常に心が痛いのですが、この病気による強い痛みを考えると、早期の抜歯をおすすめいたします。

歯石
歯石は、歯垢に唾液中のミネラルが沈着してできる硬い構造物です。
「歯石を取ること=歯周病治療」と思われがちですが、歯石除去はあくまで歯周病治療の一部にすぎません。一連の歯周治療をしっかりと行い、歯周病を治しましょう。

口臭
正常なわんちゃんの口はほぼ無臭ですが、歯周病になると口臭が発生します。原因は、歯周ポケットに潜む嫌気性菌です。
歯石が見当たらなくても口臭がある場合は、歯周病の可能性がありますので、日頃からお口の状態をチェックすることが大切です。

う蝕(虫歯)
わんちゃんは人と違い、虫歯(う蝕)はまれな病気ですが、食生活の影響によって奥歯に発生することがあります。
奥歯にできることが多いため、日常では気づきにくく、歯科処置中に偶然発見されるケースがほとんどです。
虫歯のリスクを避けるためにも、人の食べ物をむやみに与えるのは控えましょう。

口腔内の腫瘍
口腔内に発生する腫瘍の中には悪性のものも多く、発見が遅れやすい傾向があります。完治を目指すためには、顎の大部分を切除しなければならないこともあります。日頃から丁寧なブラッシングなど、お口のケアを心がけることで早期発見につながります。なお、腫瘍の治療は当院では対応しておりません。

乳歯晩期残存
わんちゃんにも乳歯と永久歯があり、生後4〜7か月頃に生え替わります。しかし、乳歯が抜けずに残ったまま、永久歯が生えてくることがあります。特に小型犬に多く見られ、この状態はかみ合わせの異常や歯周病の原因となることがあります。適切な時期に乳歯を抜歯することで、これらのトラブルを予防することができます。

含歯嚢胞
永久歯が正常に萌出せず、歯ぐきの中に留まることで発生する嚢胞です。この嚢胞を包む膜が骨を溶かし続けるため、周囲の組織が破壊され、しこりのように膨らんできます。痛みがないことが多く、気づいたときにはすでに進行しているケースもあります。
診療について
診療時間
診療日:完全予約制 / 日曜日・月曜日
診療時間:9:00~18:00
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
9:00-18:00 | 〇 | 〇 | - | - | - | - | - |
ご予約について
当院は完全予約制となっております。
初診の方は、以下の方法でご予約をお願いします。
再診および処置のご予約
再診や処置のご予約につきましては、診察時にご案内させていただきます。
ご来院について
ご用意していただきたいもの
- 症状が気になる場所の、歯と歯茎の写真(可能な限り)
- これまでの血液検査や病理検査の結果
- 服用薬(実物または診療明細書)
- 普段食べているご飯のメーカーや商品名がわかるもの(写真・商品の包装など)
- 普段与えているおやつ、ガム(もしくはパッケージ・原材料名の写真)
- 普段お使いの歯ブラシ、ケア用品
- ペット保険証 ※お持ちの方のみ
ご注意点
- お支払いはクレジットカード決済のみとなります。
※現金でのお支払いは承っておりませんので、あらかじめご了承ください。 - 初診時には一律11,000円(税込)を頂戴いたします。
- GoogleカレンダーまたはLINEにてご予約のうえ、ご来院ください。
お支払い方法
クレジットカード決済
※現金でのお支払いはできませんので、ご注意ください。

診療カレンダー
患者さまをご紹介いただく先生方へ
当院では次のような症例の紹介を承っております
- 難抜歯等が予想される重度歯周炎
- 露髄を伴う破折に対する歯内治療
- 歯をできるだけ残したい患者さまへの歯周病治療
- 不正咬合に対する矯正治療(審美的な治療は不可)
- 猫の尾側口内炎に対する全顎もしくは全臼歯抜歯
- 埋伏歯に伴う含歯性嚢胞
※腫瘍性疾患には対応しておりません。
ご紹介を希望される場合
飼い主さまに当院のご予約をお取りいただくようお願いいたします。その際に、「紹介であること」を飼い主さまからお伝えいただけますと幸いです。
ご紹介にあたり、詳細な情報をお伝え頂く必要がある場合は
以下のメールアドレスまでご連絡をお願いいたします。
okaanidc@okaani-dc.com